当研究室では、「人は己に適した作業を通じて健康で満足な暮らしを継続する」という前提のもと、作業行動を理論的基盤として<地域住民の健康増進>、<回復期のハビリテーション>、<ICTやデジタル機器の有効活用>に関する研究に取り組んでいます。作業療法士の実践や地域の人々に直接寄与できる研究を扱っています。所属するゼミ生の多くは初学者ですが、他の研究室とも積極的に協同することで成果を挙げています。
主な研究テーマ
<地域住民の健康増進>
・ワーク・ライフバランスの最適化
・地域高齢者の健康増進プログラム開発、大規模被災高齢者の生活再建支援
・介護予防のための短期集中プログラム
<回復期のハビリテーション>
・脳卒中者の退院後生活の予後予測
・認知症高齢者の支援ツールの開発
・地域生活を見据えた退院時支援
<ICTやデジタル機器の有効活用>
・スマホ弱者サポートシステムの開発
・eスポーツによる健康増進
この研究室の卒業研究(最近のテーマ)
- 大学生親子間における共作業中のコミュニケーション行動 ~対人意識及びアイデンティティとの関係~
- 傾聴ボランティアのにおける継続要因に関する研究 ~ 継続者のグループインタビューを通して ~
- コロナ禍の臨床実習が作業療法学生に与えた不安
- ICT機器の操作と利用に関する作業療法支援の実際
- 脳卒中発症後の登山の困難と工夫 ~登山と旅行の比較より~
- 我が国の末期がんの作業療法の現状と課題
- 高齢者のICT利用状況とニーズ
- 老健での車いすシーティングの現状
- 介護老人保健施設における認知症高齢者に対する食事支援
教員の情報はこちら https://researchmap.jp/koba84