この研究室では教員の専門分野(臨床精神医学・森田療法を始めとした精神療法・精神病理学)と関係して、さまざまなメンタルヘルス領域のテーマで、その人自身の経験を明らかにすることを中心とした研究に取り組んでいます。これまでの大学院生の研究テーマは・タイの地域在住のうつ病者の社会参加 ・精神科デイケアを利用し一般就労を継続している人の経験 などです。
所属する心身機能作業療法学領域では分野ゼミが定期的に行われ、各研究室の大学院生がプレゼンテーションをし、活発に議論が行われお互いの刺激、また交流の場になっています。また部局間交流シンポジウム(フィールドワークリサーチラボ)への参加、学会への参加など研究室外での経験や交流を後押ししています。
また慈恵医大森田療法センターとの共同研究として入院森田療法の日記に関する質的研究、TMUサステナブル研究推進機構の研究として、都立大学のメンタルヘルス関連の多様な専門(精神医学・精神看護学・作業療法学・心理学)「東京都内の自殺対策につながる支援の実態」についての研究に取り組んでいます。